伊藤ちひろ

(いとう ちひろ / Chihiro Ito )

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神奈川県出身。2000年美術•装飾スタッフとして映画界入りし、小道具を担当する。2002年「タスクフォース」で行定組に小道具として参加した際、行定に見出され脚本を書き始める。「Seventh Anniversary セブンスアニバーサリー」(2003)で脚本デビューし、小道具と脚本家を両立させる。
2003年「世界の中心で、愛をさけぶ」に大抜擢され、大ヒットに導く。その後、三島由紀夫原作「春の雪」(2005)、「クローズド•ノート」(2007)など行定とのタッグを組んでヒット作を発表する。
2008年アニメ界の巨匠•押井守作品「スカイ•クロラ」はヴェネチア国際映画祭コンペディションの選出された。
その後も「今度は愛妻家」(2010)、「女たちは二度遊ぶ」(2011)、「パーティーは終わった」(2012)、「つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語」(2013)、「円卓 こっこ、ひと夏のイマジン」(201x)とコンスタントに発表。活躍は映画にとどまらず、神奈川県立芸術劇場(KAAT)のこけら落とし作品「金閣寺」(宮本亜門演出)の上演台本を手掛け演劇界に進出。作品はニューヨーク•リンカーンセンターでも上演された。執筆業にも意欲を見せ、アーティスト清川あさみとのコラボレーションの絵本「永遠よりも長いラブレター」で新境地を見出す。